雑記

自分でできた!ぬいぐるみの綿の詰め替え

※本記事にはプロモーションが含まれています。

現在高校1年生の我が家の長女には、幼い頃からずっと大切にしているぬいぐるみがいます。

生後2ヶ月を少し過ぎたある日、彼女は特別養子縁組制度を通して我が家にやってきました。
ぬいぐるみはその日に──彼女の新しい人生の始まりに、私の妹が贈ってくれたものです。

ピンクのお洋服を着たかわいらしいミッフィーちゃんは、やがて少しばかり大きくなった長女によって「うさちゃん」と名付けられました。

彼女にとって、うさちゃんは初めてのお友達でした。

毎日のように一緒に遊び、一緒に眠り…

そのうちに、うさちゃんはだんだんとしぼんで小さくなっていきました。
遊んだり洗ったりしているうちに、中に詰められている綿(わた)が縮んでいってしまったのが原因です。

しぼんでくったりしたうさちゃんは、なんだか元気がなさそう。
調べてみたところ、綿を詰め替えれば昔のようにふっくらとした形に戻してあげられそうです。

綿を詰め替えてくれるサービスもあるのですが、どこも結構お高いし納期も長い(我が家の予算をオーバーしてしまうというだけの話で、手間を考えると当然の金額だとは思います)。

これはもう、自分でやるしかない。

話を聞いてめちゃくちゃ渋い顔をした長女も最終的にはOKしてくれて(失敗して大切なうさちゃんがめちゃくちゃになると思ったようです。私の不器用さを考えると当然の発想です)、私はぬいぐるみの綿の詰め替えに初挑戦することになりました。

おそらく私が失敗しないかまだ不安に思っているのでしょう、「作業は目の前でやってほしい」と申し出てくる長女。

これはもう何が何でも成功、いや大成功させなければなりません。





数日後、さっそく綿を購入してきて恐る恐る作業を開始しました。

隣では長女が不安そうに見守っています。


結果は…

……………

大成功でした!


不器用で面倒くさがりな私でも、1日かからずにあっという間にできてしまったぬいぐるみの綿の詰め替え。

私と同じように、大切なぬいぐるみを元気な姿に戻したい!でも自分でやるのはちょっと勇気がいるな…と思われている方に参考にしていただけたらと思い、その手順をここに残しておくことにします。


準備するもの

手芸用の綿(わた)
100均でも手に入りますが、手芸用品店や通販サイトで売っているもののほうが品質が良いようです。
また、綿は圧縮されて売られており袋から出すと数倍に膨らむため、ぬいぐるみの見た目よりも小さいサイズものを選ぶのがおすすめ。
自分は300g入りのものを買いましたが半分ほど余ってしまいました。_(:3」∠)_

リッパーあるいは糸切りばさみ
リッパーがあると非常に作業しやすいですが、糸切りばさみでも問題ありません。

・縫い針と糸
糸はぬいぐるみの色にできるだけ近いものを用意しましょう。
縫い目が目立ちにくくなります。

・ぬいぐるみより大きいサイズのビニール袋、マスク等
綿を取り出すときに綿ぼこりが舞い散るので、できれば用意しておくと良いです。

・割り箸など長い棒状のもの
細かい部分や手の届かない部分に綿を詰めるのに使います。

綿の詰め口を探して糸をほどく

まずは、ぬいぐるみから綿を出し入れするための「詰め口」を探します。

ぬいぐるみはミシン縫いで製作されていることが多いですが、綿の詰め口だけは最後に手縫いで閉じられています。

その詰め口を探し出して糸をほどき、「再利用」することで、ミシン縫いで縫われた部分をそのまま残して仕上がりをきれいにすることができるのです。

詰め口は、背中側やお尻など目立たないところにあることが多いです。
以下を参考に探してみてください。

・縫い目がやや目立つ場所
・違う縫い糸が使われている場所
・縫い目を指でそっとなぞってみて、他の縫い目とは違う感触を感じる場所

以上の特徴のある場所は詰め口である可能性が高いです。
縫い目を軽く左右に引っ張るようにすると探しやすくなります。

うさちゃんの場合、詰め口は背中中央上部にありました。
丁寧に縫製されているためわかりづらいのですが、他の縫い目とは違い太い刺繍糸が使われています。

詰め口を見つけたら、リッパー(あるいは糸切りばさみ)で中央あたりにある糸を1本だけ切り、残りの縫い糸は手で引っ張って抜いていきます。

手で抜きにくければリッパーで切ってしまってかまいませんが、布を傷つけないよう、また詰め口以外の部分の糸を切ってしまわないよう注意してください。

これ以上ほどけない、というところまできたら、詰め口の完成です。
飛び出している糸があれば、邪魔になるので切っておいてください。

古い綿を取り出す

開いた詰め口から古い綿を取り出します。

綿ぼこりがかなり舞うので、できればマスクをつけて、ビニール袋などの中で作業するのがおすすめ。
ほこりなんて気にならん!という方は省いてOKです。

小さくなって固まり、モロモロになった綿が出てきます。

うさちゃんは手触りもちょっと違和感があった(ぼこぼこしていた)のですが、中の綿がこんなふうになっていたのが原因だったのですね。

綿はぬいぐるみの生地の内側に貼り付いていたりもするので、取り残しのないように気をつけてください。

また、綿を全て取り出してしまわず「減った(しぼんだ)ぶんだけ補充する」という方法もありますが、古い綿にはカビやダニが発生している可能性があること、手触りも悪くなっていることなどから個人的にはおすすめしません。

全ての綿を取り出され、干物のようになってしまったうさちゃんと対面する長女。

ショックを受けるかと思いきや…

「この姿もかわいい」

愛だな。

洗って乾かす(省略可能)

綿が入っていない状態だと乾きやすいですし、せっかくなら外側もきれいにしておこう!というわけで洗って干しておきます。

もともときれいな状態だったり、お天気が悪かったりしたらこの手順は省いて構いません。

干物っぽさが増してしまいました。

新しい綿を詰める

※洗った場合は、完全に乾かしてからこの手順に進んでください。

いよいよ新しい綿を詰めていきます。

まず大切なのが、「綿をよくほぐしてから使う」こと。

綿を少しずつ手に取り、小さくちぎるようにしてふわふわにしていきます。
これにより、均一でやわらかい手触りのぬいぐるみに仕上げることができます。

綿は「奥のほうから、少しずつ」詰めるのが基本。
耳や手や足の先から始めて、しっかりと詰められたら、続いて顔や胴体に詰めていきます。

細かいところや、詰め口から手が届かない部分には割り箸などを使って押し込んでください。
詰め口の中に手を突っ込んでしまえる場合は突っ込んで作業したほうがやりやすいです(が、無理に突っ込んで糸を切ってしまわないように注意してください)。

再度へたってくることを考慮して、この時点では少し固いかな?ふくらみすぎかな?と思うくらい詰めたほうが良いと思いますが、そのあたりはお好みに合わせて調節していただければと思います。

全体に詰め終わったら、詰め口を縫い合わせる前にぬいぐるみの形のバランスや、綿が足りないところはないか、かたよっているところはないか…等のチェックをします。

触り心地や抱き心地も忘れずに確認してくださいね。

綿を詰める際、指輪やブレスレットなどをぬいぐるみの中に残してしまわないように気をつけてください。
自分は先日買ったばかりの指輪が中で外れたのに気付かず、そのまま詰め口を閉じてしまいました。(泣)


詰め口を縫い合わせる

綿を詰め終わったら、最後の仕上げの工程に進みます。
裁縫が苦手な方にとってはおそらくここが一番の難関でしょう(私もそうでした)。

縫い目を目立たせたくない場合は「コの字縫い(コの字とじ)」という縫い方で縫うと良いようです。

コの字とじ(はしごまつり)の縫い方|作り方・レシピ|MeTAS+(ミタス)『ハンドメイドのある暮らし』
コの字とじ(はしごまつり)の縫い方を紹介。基本的な針の通し方から、生地を折りたたんでの縫い方、綺麗な仕上げ方まで、初心者でも理解しやすいです。ダウンジャケットやぬいぐるみ修理にも役立つ技術です。

こちらのサイトでわかりやすく解説されていたので参考にさせていただきました。

コの字縫い、名前だけ聞くと少し難しく思えますが、やってみたら意外と簡単!

どうしても無理そう、という方はまつり縫いなど、その他のやりやすい縫い方で大丈夫だと思います。

生地に合った色の糸を使い、なるべく縫い目が小さくなるように縫えば縫い目はそこまで目立たないはず。

完成!

Before
After

というわけで、うさちゃんの綿の詰め替え完了しました!
所要時間は、洗って乾かす時間を除けば2時間もかからなかったくらい。

ビフォーアフターを比べてみると一目瞭然、長女と出会った頃の、元気な姿がほぼ完全に蘇りました。
今回は手足の綿は詰め替えていないのですが、胴体と頭、耳がふっくらするだけでも全然違いますね。

恐る恐る挑戦したぬいぐるみの綿の詰め替えでしたが、長女にも喜んでもらえたしそこそこ良い仕事ができたんじゃないでしょうか。

わかりやすくまとめられているかちょっと自信がないですが、この記事がどなたかの参考になれば嬉しいです。

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