
昨年の春、我が家の小さな庭では次女が植えたチューリップが咲いていました。
球根から育てるのは初めてでちゃんと育つか不安でしたが、無事に可愛らしい色の花を咲かせてくれて娘と一緒に喜んだのを覚えています。
今年は長女の高校受験でバタバタしており、庭になにも植える余裕がないまま春のはじまりを迎えてしまったのですが…
ある日、草むしりをしようとした私は、土の上にあるものを見つけて驚きました。

それは、植物の芽でした。
明らかに雑草ではない、しかし、植えた覚えもない芽。
どこからか種が飛んできたのだろうか…と考えましたが、よく見ると、この芽には見覚えがありました。
土の中からひょっこりと頭を出しているそれは、間違いなくチューリップのものだったのです。
どうやら、昨年植えたチューリップの球根を掘り出さずにそのままにしていたため、そこからまた新しい芽が伸びてきたようでした。
一般的な多年草であれば花が終わったあとも葉や茎が残りますが、チューリップは土の中の球根だけを残して全て枯れてしまうため、見えなくなったその存在をすっかり忘れてしまっていたのです。
しかし、1年も経てば土の中で分解されてしまっていてもおかしくないのに、植物の生命力ってすごいですね。
小さな芽は日を追うごとに増えていき、最終的には昨年植えたチューリップと同じ数になりました。
またあの可愛らしい色のお花が見れるのかなあ、と期待しながら、すくすくと育つチューリップを眺めていたのですが…

元気に伸びて育っていくのは、なぜか葉っぱだけ。
お花がつくはずの長くてまっすぐな茎、花茎(かけい)が、いつまで経っても生えてこないのです。
しかも、葉っぱもなんだかぐんにゃりとして元気がない。
調べてみた結果、「高温多湿の環境下で球根を植えたままにしておくと土の中で弱ってしまい、翌年以降の開花や成長が難しくなる」ということがわかりました(環境や品種によっては植えたままで問題ない場合もあるようです)。
2年目以降も花を楽しむには、
・花が咲き終わったら花だけを摘み取る。
・葉が枯れたら球根を掘り上げ、風通しの良い日陰で1週間ほど乾燥させる。
・ネットや紙袋などに入れて涼しいところで保管する。
などの手順を踏むと良いそう。
参考にさせていただいたサイト:
きちんと球根を管理していれば今年もあの可愛いお花に会えたかもしれないのに、球根植物を育てるのに慣れておらずかわいそうなことをしてしまいました。
これから挽回するのは難しいかもしれませんが、葉が枯れたら球根を掘り上げて乾燥させて、来年再チャレンジしてみようかなと考えています。
また、同じ球根植物でも「原種チューリップ」「ムスカリ」「スノードロップ」といったものは植えっぱなしでも毎年(あるいは数年間)新しいお花を楽しめるそう。
自分みたいなうっかり者はそういった植物を選ぶのも良いかもしれません。

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